神奈川県民ホールギャラリーでは、「日常/場違い」(2009)、「日常/ワケあり」(2011)、「日常/オフレコ」(2014)など、日常を作家の多様な視点によってきりとり、表現としてあらわした、3本の企画展シリーズを開催してまいりました。
これに続く、本展「ドリーム/ランド」は、国、土地、場所などを意味するランドを作品化する企画展シリーズ第一弾として開催いたします。またドリーム(夢)という言葉は、「夢のような世界〈理想・楽しいこと〉」、「将来の夢〈願望・希望〉」、「悪夢を見る〈睡眠時に脳が見せる観念や心像の世界〉」、「夢物語〈儚い絵空事〉」など多様な意味合いを持ちます。
ランドとドリームのふたつのキーワードを具現化する作家たちによる表現と、またそれらの作品とコラボレーションを行うトークやパフォーマンスを是非ご高覧ください。
会期:

2022年12月18日(日) - 2023年1月28日(土)

時間: 11:00 - 18:00
※入場は閉場の30分前まで
休場:
  • 2022年12月21日(水)、28日(水)
  • 年末年始:2022年12月30日(金) - 2023年1月4日(水)
  • 2023年1月11日(水)、18日(水)、25日(水)
料金:

一般800円/学生・65歳以上500円/高校生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料

主催: 神奈川県民ホール[指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団]
助成: 文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業
協賛: アクセンチュア株式会社 芸術学部 ART FRONT GALLERY
協力 FUMA Contemporary Tokyo | 文京アート / ヘルツアートラボ / ミヅマアートギャラリー / Property Holdings Development Group (PHD Group)

※神奈川県民ホールでは新型コロナウイルス感染拡大予防対策を徹底し主催公演・展覧会等を実施します。ご来場前に必ず、神奈川県民ホールホームページの「ご来場のお客様へのご案内」をご確認ください。
※会期・イベント等が変更となる可能性があります。最新情報はホームページをご覧ください。

青山 悟Satoru AOYAMA

1973年東京生まれ。ロンドン・ゴールドスミスカレッジのテキスタイル学科を1998年に卒業、2001年シカゴ美術館附属美術大学で美術学修士号を取得し、現在は東京を拠点に活動。工業用ミシンを用い、近代化以降、変容し続ける人間性や労働の価値を問い続けながら、刺繍というメディアの枠を拡張させる作品を数々発表している。近年の主な展覧会に、2019年「Unfolding: Fabric of Our Life」(Center for Heritage Arts & Textile, 香港)、2020年「Re construction再構築」(練馬区立美術館)など。

Just a piece of fabric
2021
ポリエステルオーガンジーにポリエステル糸、蓄光糸で刺繍
7.6×16cm
撮影:宮島径
©AOYAMA Satoru Courtesy of Mizuma Art Gallery
枝 史織 Shiori EDA

1983年東京生まれ。パリを拠点に活動する油彩画家。ドラマティックな風景と、小人のような大きさながらも描写力の高く繊細なタッチの女性が合わさった作風が特徴。人間と自然を向き合わせ、優しさを保ちながらも、自然の支配による恐怖や暴力的な部分が露わになるような共存・共生関係を捉える。2015年別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」参加、同年の「TERRADA ART AWARD」にて三瀬夏之介賞受賞。

空の穴I
2017
パネル、和紙、ジェッソ、油彩
40×40cm
撮影:加藤健
笹岡 由梨子 Yuriko SASAOKA

1988年大阪生まれ。色鮮やかな色彩を用いたインスタレーションや映像は、奇怪でキッチュな印象を含みながらもユーモラスな表現が混合しており、独自のストーリー展開が広がる。観るものに哀愁、悲しみ、儚さといった感情の共感を与え、見た目とのアンバランスが特徴的である。2017年北マケドニア共和国のアーティスト・イン・レジデンスに参加。近年は、2022年個展「Planaria」(PHD Group, 香港)、同年グループ展「Reborn-Art Festival 利他と流動性」(宮城)、「Study:大阪関西国 際芸術祭」(グランフロント大阪 うめきたSHIPホール)参加。

地球から消える
2020-2021
ビデオインスタレーション, 3min 8sec
Trafostacja1(シュチェチン、ポーランド)
角 文平 Bunpei KADO

1978年福井生まれ。日常的に見慣れたものを組み合わせることで本来のものが持つ機能や意味をずらし、新たな意味を見る側に連想させるような彫刻を制作。空き家や学校の教室を使ったプロジェクトを経て、作品周辺の空間を作品の一部として取り込むようなインスタレーションも展開。そのなかで、家(住環境)をテーマにした作品の根本が、空想科学的発想にあることに気づき、宇宙移住計画をストーリー化した作品も発表。2022年個展「宇宙の箱舟そらのはこぶね(渋谷ヒカリエ、東京)など。

Nursery Plant
2016
鉄、スポンジ、人工芝
345×180×180cm
撮影:加藤健
林 勇気 Yuki HAYASHI

1976年京都生まれ。1997年より映像作品の制作を始める。自身で撮影した膨大な量の写真をコンピュータに取り込み、切り抜き重ね合わせることで映像を作る。その制作のプロセスと映像イメージは、デジタルメディアやインターネットを介して行われる現代的なコミュニケーションや記録のあり方を想起させる。主な展覧会に、2022年「テールズアウト」(大阪中之島美術館)、2021年「オーバーハウゼン国際短編映画祭」(ドイツ)、2016年個展「電源を切ると何もみえなくなる事」(京都芸術センター)など。

Another World -alternative
2017
FHD-ビデオ、プロジェクター
音楽:FourColor
静岡市美術館での展示記録写真
撮影:木奥惠三
山嵜 雷蔵 Raizo YAMASAKI

1991年長崎生まれ。東京都を中心に活動する日本画家。近年は自然が生み出した地形などを取材し、複数の視点から捉えた空間を精緻な描写によって繋ぎ合わせた風景画のシリーズ『earthbound』を起点とした制作を展開。描かれた巨大な岩石島は、異彩を放ち、海の広さや空の高さなど、絵画と観者の間に横たわる現実の距離をも錯覚させる。近年の展覧会は、2022年個展「宝島-upaya-」(ヘルツアートラボ、東京)、同年グループ展「日本画のゆくえ~継承と断絶・模倣と創造」(栃木県立美術館)など。

宝島#3
2021
寒冷紗/岩絵具、水干、ボローニャ石膏、膠
162.0×130.3cm
シンゴ・ヨシダ Shingo YOSHIDA

1974年東京生まれ。2007年フランス・パリ国立高等美術学校大学院修士課程「プログラム ラ・セーヌ」修了。現在フランス在住。見知らぬ土地で生活している人々の日常生活や文化、伝統、過去の伝説や神話、言伝え、または自然に対する人間の営みや無力さなどを主題に、映像や写真の制作を行う。2003年より世界各地の国際展覧会や上映会に参加。主な展覧会は、2022年「Chukotka. The Reference Point」(The State Museum of Oriental Art in Moscow、モスクワ)、2017年「Landscapes of Loss」(COP23 国連気候変動枠組条約第23回締約国会議、ベルリン)など。

Réprouvé (のけもの)
カラマ、チリ/Jun 2018
映像/写真/サウンドインスタレーション, 4K, 7min 44sec
音響編集:トマ・ガジ

アーティスト・トーク/展示解説

本展参加のアーティストによるトークを各作家展示室で開催します。

2022年12月18日(日)
時間:14:00 -
場所:神奈川県民ホールギャラリー内
登壇者:青山 悟、角 文平、笹岡由梨子、林 勇気、山嵜雷蔵、シンゴ・ヨシダ
※いち作家の解説は10~15分程度。約1時間半で展示室内を巡るツアー形式のトークイベントです。

トーク・イベント

中野信子

脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行っている中野信子氏(脳科学者/医学博士/認知科学者)をお招きし、科学の視点から本展キーワードである「夢」「ランド」を視野にいれたトーク・イベントを実施します。

2022年12月27日(火)
時間:14:00 - 15:30
場所:神奈川県民ホール6階 大会議室
予約:要予約(70名)
聴講無料:予約先着順(但し展覧会の入場券が必要です。)

聴講ご希望の方は、 「お申込みはこちらから→」のフォームより お申込みください。定員に達し次第、受付を終了いたします。

お申込みはこちらから

中野信子
中野信子/Nobuko NAKANO
脳科学者、医学博士、認知科学者。現在、脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行っている。科学の視点から人間社会で起こりうる現象及び人物を読み解く語り口に定評がある。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。その後、フランス国立研究所にて博士研究員として勤務し、帰国後は研究・執筆を中心に活動。東日本国際大学教授、京都芸術大学客員教授。2022年森美術館理事に就任する。
パフォーマンス・イベント

Aokid《タイトル未定》

多種多様な表現の在り方を模索しパフォーマンスを行うAokid氏。本イベントでは、作家の展示室内で、各作家の作品とのコラボレーションを視野に入れながら身体表現を行います。

2023年1月9日(月・祝)
時間:未定
場所:神奈川県民ホールギャラリー内
予約:不要
観覧無料(但し展覧会の入場券が必要です。)

Aokid
Aokid
ブレイクダンスをルーツに持ち東京造形大学在学中よりダンスにおけるインプロビゼーションを起点とし、言葉や音楽、ドローイング、イベントといった方法へとその手法を拡張し舞台や紙上、あるいは都市へとその都度スケールを変形させながら活動を展開する。「Aokid city」(2012-)、「どうぶつえん」(2016-)、「ストリートリバー&ビール」(2019-)などのプロジェクトを展開。
音楽イベント

ジェルジ・リゲティ

《100台のメトロノームのためのポエム・サンフォニック
(Poème Symphonique for 100 metronomes)

本展参加作家、林勇気氏の作品とともに、作曲家リゲティが生み出した100台のメトロノームによる演奏を実施します。日常の断片を集積したコラージュ写真の映像と、メトロノームの音による幻想的な共演をお楽しみください。

2023年1月14日(土)
時間:13:00 -
※約20分の演奏です
場所:神奈川県民ホールギャラリー内 第5展示室
予約:不要
観覧無料(但し展覧会の入場券が必要です。)
※同日は小ホールにて「C×C 酒井健治×ジェルジ・リゲティ」公演を実施。全席指定。小ホール公演のチケットお申込みは右記QRコードをご確認ください。

〒231-0023
神奈川県横浜市中区山下町3-1
TEL.045-662-5901(代表)
FAX.045-641-3184

Google Maps

  • みなとみらい線:日本大通り駅から徒歩約8分/元町・中華街駅から徒歩約12分
  • JR:関内駅または石川町駅から徒歩約15分
  • 市営地下鉄:関内駅から徒歩約15分
  • 市営バス: 芸術劇場・NHK前下車徒歩約2分
    横浜駅東口バスターミナル2番のりば(所要時間約25分)
    桜木町駅バスターミナル2番のりば(所要時間約10分)
    ※上記のりばから発車するバスはすべて「芸術劇場・NHK前」を通ります。
  • 県民ホール有料駐車場(84台)もご利用ください。

指定管理者:(公財)神奈川芸術文化財団

神奈川県民ホールHP:
https://www.kanagawa-kenminhall.com/d/dream-lands